金 子 兜 太 

                     

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 フォト歳時記 2009夏                   TOPページへ 
   
キャベツ (2009.11秩父俳句道場より)


二日泊まりてさるとりいばらとも話す 金子兜太
   
川霧はてもみ感覚もう帰る      らふ亜沙弥
  
紫甘藍明日からの日常        田中 雅秀
  百合 (2009夏 樹の会より)

山百合やいつしか生活(たつき)に雨漏りが  小林まさる

生きることとは心遺(のこ)さず蜩よ     小堀 葵

夏闌(た)くる繭倉の歴史蘇る        浜 芳女
  蓮  2009/8「遊牧」より

八重桜指銃(ゆびづつ)いつも幽(くら)くある   清水伶

古代蓮咲いて狐の嫁入り     細根 栞

さざ波は滋賀の都よりきていたり 板間恒子

夏空の引力風船歪み上る     吉岡一三 
  清水(東京例会7月より) 

眠る繭木霊はいつも水たっぷり  茂里 美絵

誰からも同じ高さに夜の噴水   塩野谷 仁

雨男れいぞうこ静かすぎるよ   大高 宏充
  青田 (2009/7号卵の会より)

母はいつから倒伏の稲のように寝る  稲葉千尋
     
村中草刈る天にさわさわ谺して     間瀬奈津子
  
聞き返すほどの訛や青田風      青木喜美子
  父の日 好作30句 447号

 父の日や静かな象の後しざり    木下よう子

犬小屋にサーフボードの干されおり  重松敬子

今朝の灯はどうして消えたの燕の巣  村松恵理奈
   夏の空 海程秀句 448号

愚かなる人間爆心地に日陰    石川青狼

八月の般若心経おんうおん     中尾和夫

白南風と思えば妻の光(て)り始む  松本勇二
  梅雨 海程神奈川句会 碧5号

雨期長し青衣かけおく葡萄の木 児玉悦子

緑の葡萄無表情な映画だった  藤江 瑞

走り梅雨エジプト籍の貨物船  小長井和子
あやめ(加須市浮き世の里)  東京例会6月

口の中は泡のようにとけ花あやめ  三井絹枝
 
人は耳からけものにかえる霧の中  柴田美代子

夏の星みな夕暮れが好き麦の秋   芹沢愛子  
夏蝶  海程全国大会in諏訪入選句 

湖畔いま繭の昏さの夏来たる    伊藤淳子

平熱より少し高く蝶打ちあえり    稲葉千尋

夏山のもう手の届かない白さ    石川まゆみ
青水無月

水無月の玻璃に少年鼻を押す  こしのゆみこ
   (句集 コイツァンの猫)

はつなつの雨のはじめは紙の音 さいばら天気

きらきらと人体という水泥棒    遠藤 治
こいのぼり

俳句十代・四月号(合同句集)
  
教室がかわって見えないこいのぼり   渥美たお
春の日差し「あした生まれる」エレクトーン 
池本青海
夜の空笑っていたよ月・水・金       京徳果音
遊ぼうとぽっぺたをなでたの風       会田サキ

木の芽 若緑 

山も谷も若葉埋める空海なり    金子兜太

鏡の間ひそかに春の魚を煮る    大畑 等
(句集 「ねじ式」より)

春動く肉の色してけずりぶし     室田洋子
 (句集 「まひるの食卓」より)

残鶯や碑に刻まれし父に遇い    篠 喜美子
 (句集 「海の視線」より)

 
 

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