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句会参加者 |

例会三賞のご褒美 |

大賞の篠田さん |

大賞の柴田さん |

前衛賞の井上さん |

句会中の先生
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新年初めての句会、103句もあり新しい句会参加者が増えました。
18才の若い方も。例会三賞の発表と句会で時間が足りなく先生の講評は
駆け足でした。三賞は後ほど海程に掲載されます。管理人endo

マスクのわれに職失いし人の笑み 金子兜太
秀逸句 (良き表現は青、至らぬ表現は赤です。ご参考に)
寒暁やパンのみに生きパン屋の灯 (高点句) 中村 晋
参加者評→☆「パンのみに生きるにあらず」の逆の面白さ
☆日常の真摯さ ☆良さが不明 ☆中七がくどい
☆観念的な面白さをひっくり返した面白さはあるがガツンと
来ない
☆設定がお誂え
金子先生評→中七が生々しいく語感鋭し
逝く年の手品師ひよこに餌をやり (高点句) 黒岡 洋子
金子先生評→手法として新鮮味が薄いが手品師の実態が見える
顔中ヨーグルト発酵す 斉院志津子
金子先生評→今日の好きな句で子供の顔が見えて大胆な表現。
牧歌的な心情。
日溜りの家遠浅の父母のような 金子斐子
金子先生評→「遠浅」が効いている
粗方の神は水から初日の出 金井 充
金子先生評→平凡の非凡
梟は錆ついた木曜のかけら 徳澤 姫代
金子先生評→木曜感、一週間の終わりの感じで感覚が好き
セーターの伸びし袖口睡魔くる 古館泰子
金子先生評→青字の丁寧な捉え方は良いがやや普通な句
子育てのてのひらって蕪洗うよう 太高洋子
金子先生評→感覚が深く好きな句
月光しみる外套の列熊の飢え 日高 玲
金子先生評→赤字の部分が観念的
冬陽にねむる駱駝のように夫の靴 (高点句) 室田 洋子
参加者評→☆上五がまだるこしいと思ったがゆったりしたリズムが良い
☆中七に親しみ
☆駱駝との組み合わせが印象的
☆駱駝が素晴らしい、靴にユーモア有り
☆「ように」ではなく「ような」では
☆「ように」だと靴の型だけではなく夫が見えるが季語くどし
☆夫と駱駝の同質感良し
金子先生評→「ように」で駱駝が生きてくる。ねむるも省略出来ない。
気持ちよくあったかいが作り物の感じ否めず。「駱駝」の
選択がまだまだ。
葱焼ける野の匂いかな懐 篠田悦子
金子先生評→懐と二物のぶっつけ方が好き
鴎はいつも旅への思い七日粥 伊藤淳子
金子先生評→鴎を主体にしたのが良い
冬ひばり汝よ戦の語り部に 遠藤秀子
金子先生評→中身は平凡だか「汝よ」という呼びかけで取れた
寒の鯉よべの大火事内蔵す 游 火
金子先生評→「内蔵す」で生きた句
人日(じんにち)のいずれも遠き木とけむり 塩野谷 仁
金子先生評→人日すぎて漠然としすぎ
空瓶の透明サウンドレノンの忌 安西 篤
金子先生評→中身の感覚がわかった
自然(じねん)なり西に満月初日の出 岡崎 万寿
金子先生評→去年の大晦日は満月で珍しい。ありのまま書いて
風景が面白い

次点句 (良き表現は青、至らぬ表現は赤です。ご参考に)
紙漉の水音いつしか人寄せて 一ノ瀬タカ子
金子先生評→下五で人が感じられが素朴
初日の出人生百を視野に置く 高橋明江
金子先生評→面白くない内容
着ぶくれのせつなさに似て喪の心 河原珠美
金子先生評→上五で切るのか中七で切るのか書き方が不十分
飲食とふ昏きいとなみ元旦も 志摩京子
金子先生評→句が出来合い
風花やすらすらすらっと肉筆 茂里美絵
金子先生評→なかなかの感覚だが良さが解らず
白息や何ゆえこの身病みやすき 小長井和子
金子先生評→中身が重なり過ぎ。何ゆえが新鮮
着ぶくれて女ひとりの土偶展 尾形ゆきを
金子先生評→上五がつまらないが中七良し
テレビ消し七草粥を食む家族 上脇すみ子
金子先生評→テレビ消しで感じるものはあるが「食む」がつまらない
ひそやかに亡父(ちち)を語る実南天 伊藤 和
金子先生評→下五が平凡
エレベーターの皆無口なる元旦よ 越智友亮
金子先生評→題材が普通のこと
冬の光合掌土偶見て帰る 藤江 瑞
金子先生評→感覚はいいが内容単純
寒蜆実をひとつづつ老の中 伊藤雅彦
金子先生評→中が観念的
草に耐えし追憶七日粥 植田郁一
金子先生評→上五が不十分
冬鴎ふといち日の木椅子かな 田口満代子
金子先生評→下五が安易に妥協した
日向ぼこの木あり簡単な質問あり 芹沢愛子
金子先生評→「日向ぼこの木」がややこしい
逝く人のかくも愛(いと)しく見る枯野 赤崎裕一
金子先生評→中七が甘い
冷蔵庫に初心(うぶ)なる母の毛糸玉 木下ようこ
金子先生評→初心な毛糸玉の内容を知りたい
橙は実をたれ犬は駆け回り 菅原 春み
金子先生評→「たれ」が雑だか風景面白し
のら猫のの金眼銀眼やお年玉 井上広美
金子先生評→季語との組み合わせは面白い
雪椿鵯(ひよ)来てゆるむ膝がしら 児玉悦子
金子先生評→季語を工夫
奔馬かつて開拓地にも星流れ 宇井十間
金子先生評→上五が意気込みすぎる、開拓地とタブル。

話題作は(高点句)です
母に添い寝雪の深井戸のぞくよう (高点句)
参加者評→☆中七に心情
☆下五が響くが作り物の感
☆上五と中七のつながりは解るが「雪」の効果はどうか
☆中七の喩えがくどい
金子先生評→問題句とした。母に添い寝で母の状態が不明なのでもう
少し解るように書く。もったいない句。
冬蜂もう動かず鍵穴のようなり
参加者評→☆鍵穴の表現が面白い
☆瞬間的に面白い表現と思い取った
☆比喩が弱い
☆鍵穴という表現が不十分
金子先生評→鍵穴がピンとこず、好き嫌いで取る句

金子先生を満足させる句はなかなか出ないですね。海程から佳き句が
生まれる年でありますように。
秩父俳句道場は4/10~12日です。 管理人endo
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